本日、Office File Creator Ver.2の新バージョンをリリースいたしました。
改定内容
グループ単位のPDF改ページ機能追加
OFC_子オブジェクトオプションオブジェクトにチェックボックス項目「(PDF)グループ単位」が追加されました。チェックオンにすることにより、グループ出力時、グループ単位で改ページが可能です。
※本機能はOffice File Creator Proで使用可能です。
参考
3パターンの見積りを1ページごと単票で1つのPDFに出力する(グループ単位の改ページ)
高度なリレーション設定にSOQL(Where)オプション追加
OFC_子オブジェクトオプションオブジェクトの高度なリレーション設定に「(高度)SOQL(Where)」が追加されました。子レコード取得時、SOQLのWHERE句を指定することができ、サブクエリを指定する場合に使用します。
※本機能はOffice File Creator Proで使用可能です。
※本機能は、SOQLの知識が必要な開発者・上級者向けです。
参考
商談の取引先に紐づくケースレコードを出力する(参照項目の子レコード出力) - 高度なリレーション設定SOQL -
ToLabel関数追加
差し込み項目にToLabel関数が追加されました。選択リスト、レコードタイプの表示ラベル名を出力します。または翻訳された値を出力します。
差し込み項目形式: {!オブジェクトAPI名.ToLabel(項目API名)}
例1: {!Case.ToLabel(Status)}
例2: {!Case.ToLabel(RecordType.Name)}
関連ファイルの差し込み項目オブジェクトにContentDocumentLinkを追加
関連ファイルの差し込み項目オブジェクトにContentDocumentLinkの使用が可能になりました。ContentDocumentLinkを使用することにより、ファイル項目と親のレコード項目を同時に出力することが可能です。
※本機能はOffice File Creator Proで使用可能です。
参考
取引先に紐づくケースのファイル一覧をケース番号でグループ出力する
関連ファイルの子オブジェクト検索条件にクロスオブジェクト数式項目を追加
関連ファイルの子オブジェクト検索条件にクロスオブジェクト数式項目の利用が可能になりました。
※本機能はOffice File Creator Proで使用可能です。
その他
- OFC_子オブジェクトオプションレイアウトのセクション名「(Pro) 検索条件(ContentDocument/Attachment)」を「(Pro) ファイル検索条件」に変更。
- OFC_子オブジェクトオプションレイアウトのセクション名「(Pro) 出力行数 (最小/最大)」を「(Pro) 出力レコード数 (最小/最大)」に変更。
- OFC_子オブジェクトオプション項目の表示ラベル「出力最小行数」を「出力最小レコード数」に変更。
- OFC_子オブジェクトオプション項目の表示ラベル「出力最大行数」を「出力最大レコード数」に変更。
不具合修正
- 差し込み項目にクロスオブジェクト数式使用時、参照項目が空欄の場合エラーになる不具合修正。
- Word/PowerPoint/PDF出力時、テンプレートのテキストに記号「<」、「>」が含まれる場合、文字ずれが生じ、レイアウトが正しく出力されない問題を修正。新たにアップロードしたテンプレートバージョン2.13以降で適用され、2025年8月1日以降は既存テンプレート(全テンプレートバージョン)に適用されます。Lt/Gt関数はこの修正により不要になったため、将来バージョンで廃止予定です。
バージョン
Ver.2.13
*Ver.2の既存ユーザー様はバージョンアップ完了しております。
新バージョンでのご対応のお願い
今回のバージョンアップにおいて、一部手動対応が必要となりますので、お手数ですが以下の手順の実施をお願いいたします。
項目レベルセキュリティの付与
管理者ユーザーにカスタム項目の参照権限を付与してください。
OFC_子オブジェクトオプションオブジェクト
表示ラベル |
項目名(API名) |
英語表示ラベル |
(PDF)グループ単位 |
IsGroupUnit__c |
(PDF) Group Unit |
(高度)SOQL(Where) |
AdvancedSOQLWhere__c |
(Advanced) SOQL (Where) |
ページレイアウトの変更
OFC_子オブジェクトオプションオブジェクトのページレイアウトを「OFC_ChildObjectOptionLayout_ver2」に変更。旧ページレイアウトは削除してください。