Office File Creator Ver.2の新機能とVer.1との主な変更点・廃止機能

Office File Creator Ver.2の新機能とVer.1との主な変更点・廃止機能です。

エディション

Office File Creator Ver.1では有料版と無料版は別々の製品となっており、無料版から有料版へ移行時、無料版のSalesforceの設定は引き継がれず、再度有料版で設定が必要でした。

 

Ver.2では、アプリケーション本体は2.0(Free)に含まれ、2.0からStandard/Proへアップグレード時、再度の設定が不要になりました。有料版への切り替え時、StandardまたはProをインストールするだけでアップグレードが可能です。

 

Ver.2では、FreeStandardPro3エディションからお選びいただけます。

  • Free ・・・ 無料版。1テンプレート、Excel1シート、一括出力2ファイルの制限あり。
  • Standard ・・・ テンプレート数・Excelシート数・一括出力ファイル数制限なし。
  • Pro ・・・ Standard+画像出力など各種オプション。

Standard/Pro30日試用いただけます。Sandbox環境では無期限でStandard/Proをご利用いただけます。

Standard/ProからFreeへダウングレード時、OFC_Templateレコードを1レコードにする必要があります。

 

エディションは、OFC_Templateレコード画面からご確認いただけます。

Pro

Standard

Free

 

 

新機能 (Office File Creator 2.0共通機能)

差し込み項目に書式設定

Word、PowerPointPDF出力時、データ型が日付、日付/時間、通貨・数値の差し込み項目に書式を設定することが可能です。小数点桁数、丸めモード、マイナス書式などを設定することができます。

設定マニュアル

日付・日付/時間項目の書式設定

通貨・数値項目の書式設定

 

 

今日の日付・現在時刻を出力(Today・Now関数)

ファイル出力時、今日の日付、現在時刻を出力することができます。差し込み項目にToday()Now()関数を使用します。

 

出力ファイル名にも使用可能です。

設定マニュアル

今日の日付・現在時刻を出力(Today・Now関数)

 

 

親オブジェクト・参照オブジェクトの項目を出力

差し込み項目にクロスオブジェクト数式を使用することにより、親オブジェクト、参照オブジェクトの項目を出力します。階層の上限は5階層です。

参考

差し込み項目に親オブジェクト・参照オブジェクトの項目を表示するクロスオブジェクト数式を使用する

設定マニュアル

親オブジェクト・参照オブジェクトの項目を出力

 

 

新機能 (Office File Creator Proの機能)

画像出力

リッチテキスト項目、イメージ関数項目、添付ファイルの画像レコードを出力します。

参考

Salesforceの添付ファイルの画像を帳票に出力する

Salesforceのリッチテキスト項目の画像を帳票に出力する

SalesforceのImage関数項目の画像を帳票に出力する

設定マニュアル

画像出力

添付ファイル出力(一覧・画像)

 

 

ファイルの出力条件設定

主オブジェクトのレコード値によってファイルの出力条件を設定します。

設定マニュアル

ファイルの出力条件設定

 

 

出力ログの保存

出力日時、エラー情報、ユーザー情報などのログを保存します。ログはOFC_ログオブジェクトに保存されます。

設定マニュアル

出力ログの保存

 

 

子レコードのインデックス番号指定出力(列方向、自由レイアウト)

子レコードを出力時、子レコードのインデックス番号を指定して出力します。列方向出力など自由レイアウトで出力することができます。

設定マニュアル

子レコードのインデックス番号による出力

 

 

子レコードのブロック出力(Excel)

Excelで子レコードを出力時、1レコードにつき複数行のレイアウトで出力します。

参考

子レコードをブロック形式のレイアウトで出力する

設定マニュアル

子レコードのブロック出力(Excel)

 

 

子レコードのグループ出力(Excel)

Excelで子レコードを出力時、子レコードの任意の項目でグループ化して出力します。

参考

子レコードをレコード値に応じてグループ化して帳票出力する

差し込み項目に集計関数を使用して子レコードの合計金額を出力する

孫オブジェクト(3階層)のレコードを帳票に出力する

設定マニュアル

子レコードのグループ出力(Excel)

 

 

子レコードの3階層以降出力

主オブジェクトからみて3階層以降の子オブジェクトを出力します。出力する階層の上限は5階層です。

取引先を主オブジェクトとして、商談(2階層)でグループ化した商品(3階層)

参考

孫オブジェクト(3階層)のレコードを帳票に出力する

設定マニュアル

子レコードの3階層以降出力

 

 

子レコードの最小出力数・最大出力数設定

子レコードを出力時、レコードの最小出力数、最大出力数を設定します。

「出力最小行数」に"10"を設定し、子レコード数が4レコードのサンプル

設定マニュアル

子レコードの最小出力数・最大出力数設定

 

 

PDFの改ページ設定

PDF出力時、子レコードの1ページ目の最大行数と2ページ目以降の最大行数を設定して改ページ出力します。2ページ目以降に表ヘッダーを出力します。次ページへ続く、前ページからの続きのテキストを印字します。

 

改ページ設定ありの場合、罫線がきれることなく出力され、次のページ以降も表ヘッダーが出力されます。

P1

P2

 

改ページ設定なし

P1

P2

参考

PDFを指定した行数で改ページし、次のページにも表ヘッダーを出力する

設定マニュアル

PDFの改ページ設定

 

 

Ver.1からの変更点

子レコードの検索条件の変更・追加

子レコードの検索条件の検索演算子に「LIKE」、「NOT LIKE」、「IN」、「NOT IN」が追加されました。「~を含む」や、複数の値の検索が可能になりました。

 

また、SOQLWHERE句を指定するオプションが追加されました。

設定マニュアル

子レコードの出力条件設定

 

 

「チェックボックスのTrue・False値を置き換え」オプションの設定方法変更

Ver.1では、チェックボックスのTrueFalseの置き換えをOFC_Templateレコードで設定していました。

 

Ver.2では、置き換え後の値を差し込み項目で設定するよう変更されました。これにより、項目ごとに置き換え後の値を設定できるようになりました。

設定マニュアル

チェックボックスのTrue・False値を置き換え

 

 

フローの変更

Ver.1では、OFCフローコンポーネントは、役割はアクションのみでした。実行ボタン画面とOFCフロー画面の画面フローコンポーネントを作成する必要がありました。

Ver.2では、OFCフローコンポーネントに実行ボタンが追加され、確認メッセージ表示と帳票出力が1つの画面フローで可能になりました。

 

 

また、リストビューからの一括出力時、Ver.1ではフロー内でループ処理が必要でした。Ver.2では一括出力オプションが追加され、フロー内でループ処理は不要になり、フローの作成がシンプルになりました。

Ver.1Ver.2の一括出力フロー

参考

Salesforceのフローで帳票出力と商談を更新する(OFC Ver.2用) – Office File Creator応用編 –

Salesforceのリストビューからフローで帳票作成+商談更新を一括実行する(OFC Ver.2用) – Office File Creator応用編 –

設定マニュアル

フローでOffice File Creatorを使用(OFC Ver.2用)

 

 

廃止機能

Experience Cloudの対応廃止

Ver.1でサポートされていたExperience Cloudは、Ver.2では廃止されました。Ver.2Experience Cloudはご利用いただけません。レコードの画像出力、添付ファイル出力など新機能において、Experience Cloudでの実装が不可な部分があり、廃止いたしました。

 

 

 

 

 

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